写旅ログ #26 夏山お別れツアーat八方尾根 9/17,18


今年はマツムシソウを撮り損ねたので、今シーズン最後に月白に浮かぶマツムシソウを探してデジタルロケハンしていたら、八方尾根がウメバチソウとともにマツムシソウが残っているようだった。
が黒菱林道が6月の豪雨で被災し、通行止め。冬も難しい状況
どうやって夜を過ごすか・・・と半ば諦めていたら、なんと八方池山荘が通年で営業してて泊まれる事が分かった。
学生時代は殆ど天幕縦走だったので八方尾根はただの通過点でしかなく、ここに宿泊施設があると気が付かなかった。
これは最高だ。冬季シーズンの偵察も兼ね予約を取った

週始めから高層天気図をチェックしていた。1500m付近では湿数が低いが、8000m付近では季節風が120ノットと強く 5000mでも快晴。台風の影響なし。このまま行けば雲海を照らす十六夜月が独り占めできるかもと気合が入った
ところが前日に8000mでも台風からの南西の風に影響され始めていた。何てこった
当然5000m付近は湿数が低くなっていた。今年のいつもの南からの湿った空気が気持ちを暗くさせた
取り合えず予約を取ってるし、行くだけ行ってみた。白馬の道の駅で車中泊
小雨降る中朝食を摂りまた寝た。昼近く天気予報を見るとWetherNewsは土日とも雨だが気象庁の予測だと、土曜日夜半から快晴だった。朝9時の高層天気図でも5000で湿数は0.5くらい。迷ったが行かないと始まらない 雨の中リフトを乗り継いで八方池山荘に行った。
チェックインし、1人で一部屋あてがってもらった。当初は相部屋予定だったがキャンセルが多かったのでしょう ラッキー
その後、雨装備をして八方ケルンまでコース確認と月が出たときを想定してマツムシソウウメバチソウの咲く場所をチェックした。



生憎、月白のシルエットになりそうな場所には咲いてなかった ザンネン まあ 月白のころはまだ雲っていそうだし。
食事を済ませはやめに就寝。1:30に起床。朝食はおにぎりにしてもらっていた。暗い1Fに降りると食堂に私用にお茶セットを用意してくれていた。なんとありがたい気遣いでしょう
2時には雲が多いが星はところどころ見えていた。月も流れる雲の隙間から尾根を照らしていた。
4時には東雲が肉眼で確認できるくらいになってきた。するととうとうと広がる雲海が見えてきた 月下の雲海は写せなかったがイメージ通り雲海を独り占めできた

日が登る前のモルゲンをゲットできたし、意外な撮影場所も見つけた
虹も撮れたしね





楽しい1人の撮影を満喫、8時には段々登山者が往来し始め、終了。
10/22も予約を入れ、今度は氷張る八方池を見に来よう
今年の冬は楽しそうだ
深いシュカブラに会いに行こう
今年の冬は西大巓再挑戦と久しぶりに中山乗越には行きたいなぁ


この山行に来る前にアイゼンとピッケルを調達しに神保町に行った。
その時偶然、三脚が付けられるザッグを見つけ衝動買いしてしまった
The NorthFaceのTerraPhoto50である

使ってみて使い勝手のよさを実感した。三脚が脱着しやすく、固定力もいい。
ザッグ中央にカメラが収納できる硬質のボックスが付いている。私はD700にデフォルト24-70mm f/2.8G EDを付けているのででかいがそのままこのボックスに収まる。70-300VRでも大丈夫。サイドからフルオープンでき、最下部にもレンズを収納できる
小屋一泊なら全然余裕 冬季用装備でも行けそうだ